ウィッグでの学校生活

脱毛症の経験

勇気を出して、学校に行った日

夏休みも終わり、始業式の日。

やっぱり、学校には行けませんでした。

朝起きて、登校の準備をしていると、

「いじめられないかな…」

「変な目で見られるよね…」

「皆になんて思われるんだろう…」

頭の中が恐怖で支配されて、動くことができなくなってしまいました。

担任の先生に事情を話し、学校を休んでいましたが、始業式から2週間ほど経った頃。

家に引きこもっていると、無性に将来が不安になってきました。

このまま学校に行かなかったら、中卒になる?

学校を辞めて、将来はどうする?

このままだと、逃げる大人になってしまう?

そろそろ学校に行かないと、両親に怒られるかな…?

そう思うようになり、怖かったけれど、学校に行く決心をしました。

当時の私は、直接自分の口から話せるほどの精神の強さはなく、できることならウィッグについて触れられたくありませんでした。

なので、先生の口から、クラスの皆には

「なぜ私が学校に来ていないか」

を説明してもらいました。

それでも、登校日の朝は怖かった…💦

「行ってみて嫌だったら、帰ってこよう」

「行くだけで、十分えらい」

そう自分を鼓舞して、学校に向かいました。

いざ登校してみると、友達は今までと変わりなく接してくれました。

それが嬉しくて、その日をきっかけに、また通学できるようになりました🌱

それでも、傷付くこともあった

高校生。

青春、恋愛、学校行事。

楽しかったはずのイベントは、全てが億劫になりました💧

女の子の友達にはすごく恵まれていて、放課後に買い物をしたり、タピオカを飲んだり。

今までと何も変わらずに接してくれること、「自分は普通なんだ」と思わせてくれることが、本当に嬉しかったです。

ただ、数人の男の子はあからさまに態度が変わり…

ショックで、そこから数年間は男性が苦手でした。

そして、もう1つ傷付いたのは、『校則点検』です。

校則違反をしていると、面前で怒られる。そんな学校でした。

前回の投稿で書いていた通り、私が着用していたのは購入店で一番暗い色のウィッグでしたが、真っ黒ではありませんでした。

そのため、他学年の事情を知らない先生たちからは「髪色が明るい」と止められ、周囲に人が沢山いる中で注意が始まりました。

ただでさえ人の目が気になって、なるべく目立ちたくないのに、周囲から注目され、「染めているだろう」と注意される。

面前でウィッグとは言えない私は、その場で怒られるしかありませんでした。

夜、悔しくて涙が止まらなかったのを、今でも覚えています。

この時期、家族にバレないよう、毎日お風呂で泣いていました。

「なんで私なんだろう」

「何か悪いことした?」

「もう全てが嫌…」

そんな感情ばかりでした。

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