家族の支え

脱毛症の経験

発症から約1年後、ウィッグを着けずに学校に通えるようになり、その半年後に高校を卒業しました。

無事卒業できたのも、家族の支えがとても大きかったです。

今回は、私の大切な家族の話です🌟

私の家族の話

実家は自営業で、休みは週に1回。

学校行事に父が来られない、そんな仕事を中心に家庭が回っている一家でした。

脱毛症になって1か月後、滅多なことで仕事を休まない父が、店を閉めて家族旅行に連れて行ってくれました。

髪がなくなっていく娘を見て、励ましたいけど、なんて声をかけたらいいのか分からない…

そんな父なりの優しさが、家族旅行だったんだと思います。

兄弟はおどけた行動や格好で、よく笑わせてくれました。

おかげで家の中がすごく賑やかで、唯一リラックスできる時間を過ごせていました🌱

母は、私が毎日のようにお風呂で泣いていたことも、知っていたと思います。

それでも、あえて触れずに、毎日頭皮に薬を塗ってくれました。

「わ!今日はここ生えてきてる!」

と、いつも明るく振る舞ってくれました。

母が「変われることなら、変わってあげたい」

と言っていたのを知ったときは、母の強い愛を感じました。

今だから分かること

辛く悲しい思い出ばかりが記憶には残っていましたが、当時の写真を見返すと、家族みんなが変なことをして笑っている、賑やかなものばかりでした。

毎日家族に支えられていたと気付いたのは、時間が経ってからでした。

脱毛症で悩んでいる時期は、自分のことで手一杯で、家族の優しさや支えには気付けていませんでした。

「よく学校を卒業した、頑張ったね、本当によく頑張ったと思う」

と涙ながらに両親に言われたときは、辛かった時期が報われたと感じました。

辛かったら逃げるのも、決して悪いことだとは思いません。

ただ、私は向き合って良かったなと、今なら思えます。

そして、今だからこそ、家族の温かさに気付くことができました🌟

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